![]() 保護されたチャネルを有するパワートランジスタ
专利摘要:
トランジスタは、基板と、基板の中に形成されたウェルと、ウェルの中に注入された第1の不純物領域を含むドレインと、ウェルの中に注入され、第1の不純物領域から間隔を置いて配置された第2の不純物領域を含むソースと、ドレインからソースまでの電流のためのチャネルと、ソースとドレインの間の空乏領域を制御するゲートとを含む。チャネルは真性破壊電圧を有し、ウェル、ドレイン及びソースは、真性破壊電圧より低い外因性破壊電圧を与え、破壊がチャネルの外側のドレイン又はソースの隣に位置するウェル内の破壊領域で生じるように構成される。 公开号:JP2011510492A 申请号:JP2010542433 申请日:2009-01-14 公开日:2011-03-31 发明作者:ハムザ イルマズ,;マーコ,;エー. ズニガ,;ブドン ユー,;ヤン ルー, 申请人:ヴォルテラ セミコンダクター コーポレイション; IPC主号:H01L29-78
专利说明:
[0001] [0001]本開示は、半導体デバイスに関するものである。] [0002] [0002]電子システム用の安定した電圧源を提供するために、DC−DCコンバータなどの電圧レギュレータが用いられる。スイッチング電圧レギュレータ(又は単に「スイッチングレギュレータ」)は、効率的なタイプのDC−DCコンバータであることが知られている。スイッチングレギュレータは、入力DC電圧を高周波の電圧信号に変換し、高周波の入力電圧信号をフィルタリングして出力DC電圧を発生させることにより、出力電圧を生成する。詳細には、スイッチングレギュレータは、バッテリなどの入力DC電圧源を、集積回路などの負荷に対して交互に結合及び分離するためのスイッチを含む。入力電圧源と負荷の間には、通常はインダクタ及びコンデンサを含む出力フィルタが結合され、スイッチの出力をフィルタリングして出力DC電圧を与える。パルス幅変調器又はパルス周波数変調器などの制御装置が、実質的に一定の出力DC電圧を維持するようにスイッチを制御する。] [0003] [0003]LDMOSトランジスタが、特定のオン抵抗(Rdson)とドレイン−ソース間の破壊電圧(BVd_s)との間のトレードオフの観点から、それらの性能によってスイッチングレギュレータに用いられる。オン抵抗(Rdson)とデバイスの長期信頼性が、もう1つの性能トレードオフである。] [0004] [0004]ここで、図1を参照する。従来型のLDMOSトランジスタ300は、p型基板302を備えており、当該p型基板302の内には、高電圧n型ウェル(HVnウェル)304が形成されている。HV nウェル内には、nドープn+領域312、pドープp+領域314、及びpドープpボディ拡散部(pボディ)316を有するソース領域310、nドープn+領域322、及びより低濃度にドープされたn型ドープドレイン(NDD)324を有するドレイン領域320、並びに、ゲート酸化膜332及びポリシリコン層334を有するゲート330が存在する。] 図1 [0005] [0005]この従来型のLDMOS設計では、n+領域312とHVnウェル304の間にある領域であってゲート330の下のNDD内の領域340は、高いドレイン電位を維持するよう生成された空乏領域のために、最も高い電界を受ける。導通状態の間、領域340は電流パス内にあるので、この高抵抗領域を最小限に抑えるために相当な工学的取り組みがなされてきた。しかし、高抵抗領域を最小限に抑えると電界の勾配が更に高まり、高い衝突電離速度が生じ得る。したがって、従来型のLDMOS設計では、領域340はオフ状態の間にデバイスの破壊が起こる位置になる。] [0006] [0006]領域340で破壊が起こると、この領域340内に大量の正孔及び電子が発生する。こうしたキャリアはエネルギーが高いので、デバイスのドレイン側のゲート酸化膜の中に容易に捕えられ、固有のデバイス特性の劣化、及びFETのオン抵抗劣化などの長期信頼性の問題を引き起こし得る。パワーLDMOSデバイスにおける真性破壊を回避するために用いられる1つの技術は、LDMOSデバイスのドレイン電圧をクランプするために、LDMOSデバイスと並列に、より低い破壊電圧を有する他のデバイスを含むようにすることである。しかし、この手法によりシステムが複雑になり、構成要素の数が増し、コストが高くなる。] 概要 [0007] [0007]一側面では、トランジスタは、p型ボディを有するp型基板と、基板内に形成されたnウェルと、nウェル内に形成されたソースと、nウェル内に形成され、ソースから間隔を置いて配置されたドレインと、ドレインからソースへの電流のためのチャネル領域と、ソースとドレインの間のチャネル領域におけるチャネルの形成を制御するゲートと、チャネル領域の外側の高電圧nウェル内の破壊領域と、を含む。ソースは、pドープpボディ、pボディ内のpドープp+領域、及びpボディ内の第1のnドープn+領域を含む。ドレインは、第2のnドープn+領域を含む。破壊領域は、pボディと基板のp型ボディの間に存在する。チャネル領域は真性破壊電圧を有し、破壊領域は真性破壊電圧より低い外因性破壊電圧を有する。] [0008] [0008]別の側面では、トランジスタは、p型ボディを有するp型基板と、基板内に形成されたnウェルと、nウェル内に形成されたソースと、nウェル内に形成され、ソースから間隔を置いて配置されたドレインと、ドレインからソースへの電流のためのチャネル領域と、ソースとドレインの間のチャネル領域におけるチャネルの形成を制御するゲートと、チャネル領域の外側の高電圧nウェル内の破壊領域と、を含む。ソースは、pドープpボディ、pボディ内のpドープp+領域、及びpボディ内の第1のnドープn+領域を含む。ドレインは、第2のnドープn+領域を含む。破壊領域は、第2のnドープn+領域と基板のp型ボディの間に存在する。チャネル領域は真性破壊電圧を有し、破壊領域は真性破壊電圧より低い外因性破壊電圧を有する。] [0009] [0009]前述の側面のいずれの実装形態も、以下の特徴のうち一つ以上を含み得る。基板上のフィールド酸化膜がnウェルを囲み、nウェルの一部の上に延在し得る。フィールド酸化膜は、pボディの一部の上に延在し得る。ドレインは、第2のnドープn+領域を囲み、且つ第2のnドープn+領域より低濃度にドープされたnドープ領域を含み得る。フィールド酸化膜は、nドープ領域の一部の上に延在し得る。第1のnドープn+領域は、p+領域に接していてもよい。チャネルは第1の方向に沿って延在し、破壊領域は、第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延在し得る。真性破壊電圧は、外因性破壊電圧より約10%以下の大きさだけ大きくてもよい。真性破壊電圧は、外因性破壊電圧より約1〜2ボルト大きくてもよい。ドレインは、各々が第2のnドープn+領域を含む複数のドレイン領域を有する分散したドレインであってもよく、ゲートはソースとドレイン領域の間の複数の空乏領域を制御するために複数のゲート線を含み得る。ソースは、各々がpボディ、p+領域及び第2のnドープn+領域を含む複数のソース領域を有する分散したソースであってもよく、ゲートはソース領域とドレインの間の複数の空乏領域を制御するために複数のゲート線を含み得る。] [0010] [0010]別の側面では、トランジスタは、基板と、基板内に形成されたウェルと、ウェル内に注入された第1の不純物領域を含むドレインと、ウェル内に注入され、第1の不純物領域から間隔を置いて配置された第2の不純物領域を含むソースと、ドレインからソースへの電流のためのチャネルと、ソースとドレインの間の空乏領域を制御するゲートと、を含む。チャネルは真性破壊電圧を有し、ウェル、ドレイン及びソースは、真性破壊電圧より低い外因性破壊電圧を与え、破壊がチャネルの外側のドレイン又はソースの隣に位置するウェル内の破壊領域で生じるように構成される。] [0011] [0011]実施形態は、以下の特徴のうち一つ以上を含み得る。ドレインは、各々が第1の不純物領域を含む複数のドレイン領域を有する分散したドレインであってもよく、ソースは、各々が第2の不純物領域を含む複数のソース領域を有する分散したソースであってもよく、ゲートは、ソース領域とドレイン領域の間の複数の空乏領域を制御するために複数のゲート線を含み得る。複数のドレイン及び複数のソースは、交互の列として配置することができる。これらの列は第1の方向に沿って延在し得、高電圧ウェル内の破壊領域は、第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延在し得る。ウェル内の破壊領域は、列の端部に存在し得る。ドレインは、各々が第1の不純物領域を含む複数のドレイン領域を有する分散したドレインであってもよく、ゲートは、ソースとドレイン領域の間の複数の空乏領域を制御するために複数のゲート線を含み得る。ソースは、各々が第2の不純物領域を含む複数のソース領域を有する分散したソースであってもよく、ゲートは、ソース領域とドレインの間の複数の空乏領域を制御するために、複数のゲート線を含み得る。基板はp型基板であってもよく、ウェルはn型ウェルであってもよい。第1の不純物領域はnドープn+領域n+であってもよく、第2の不純物領域はnドープn+領域n+であってもよい。ソースは、pドープp+領域を含み得る。ソースは、pドープpボディ、第1の不純物領域、及びpボディ内に形成されたpドープp+領域を含み得る。高電圧ウェル内の破壊領域は、pボディに隣接して配置され得る。ドレインは、第2のnドープn+領域を囲み、且つ第2のnドープn+領域より低濃度にドープされたnドープ領域を含み得る。基板上のフィールド酸化膜は、nウェルを囲み、pボディの一部の上に延在し得る。基板上のフィールド酸化膜は、高電圧ウェルを囲み、高電圧ウェルの一部の上に延在し得る。真性破壊電圧は、外因性破壊電圧より約10%以下の大きさだけ大きくてもよい。真性破壊電圧は、外因性破壊電圧より約1〜2ボルト大きくてもよい。ゲートは、第1の導電性領域、及び第1の導電性領域から電気的に分離され、独立にバイアスされる第2の導電性領域を含み得、第1の導電性領域はソース内のpボディ上でのチャネルの形成を制御し、第2の導電性領域は真性破壊の領域における電位を制御する。] [0012] [0012]別の側面では、トランジスタの製造方法は、トランジスタのソース及びドレインにおける不純物領域の寸法及び濃度を選択する工程と、ソース及びドレインが内部に形成されるnウェルのnウェル濃度を選択する工程と、ソースの不純物領域とドレインの不純物領域の間の距離を選択する工程と、寸法、濃度、距離及びnウェル濃度から、ソースとドレインの間のチャネルの真性破壊電圧を決定する工程と、nウェルのソースを越えて延びる部分の幅を、nウェルの当該部分が真性破壊電圧より低い外因性破壊電圧を有するように選択する工程と、を含む。] [0013] [0013]実装形態は、以下の一つ以上のものを含み得る。基板には、選択された寸法及び濃度を有するよう不純物領域が注入され得、選択されたnウェル濃度及び幅を有するようnウェルが注入され得る。] [0014] [0014]実施形態は、以下の利点のうち一つ以上を含み得る。破壊が生じるときに、衝突電離によって生成された電子−正孔対が真性チャネル領域から離れたところに存在し得る。結果として、FETのオン抵抗はアバランシェ破壊によって必ずしも劣化しなくなる。これは、大きくシリコン領域を犠牲にすることなく実施することができる。] [0015] [0015]一以上の実施形態の詳細を、添付の図面及び以下の説明によって示す。他の特徴、目的及び利点は、これら説明及び図面、並びに特許請求の範囲から明らかになるであろう。] [0016] [0020]異なる図面における類似の参照符号は、類似の要素を示している。] 図面の簡単な説明 [0017] 従来のLDMOSトランジスタの断面図である。 LDMOSトランジスタの一実装形態の平面図である。 図2のLDMOSトランジスタの断面図である。 図2のLDMOSトランジスタの断面図である。 図2のLDMOSトランジスタの断面図である。 LDMOSトランジスタの他の実装形態の断面図である。] 図2 詳細な説明 [0018] [0021]本開示は、概して、固有の自己保護能力を備えたパワーデバイスに関するものである。すなわち、デバイスは、破壊が生じるときに、衝突電離によって生成された電子−正孔対が真性チャネル領域(ドレインのn+からソースのn+/p+までの明確な電流パス)から離れたところに生じるように設計されている。] [0019] [0022]一般に、パワーデバイスは、パワーLDMOSが1次元デバイスではないことをその用途において利用している。詳細には、デバイスは、チャネルが(例えば第1の方向に)第1のパスをたどり、破壊が(例えば垂直な第2の方向に)第2のパスに沿って生じるように設計することができる。] [0020] [0023]図2は、LDMOSデバイス100の平面図である。LDMOSトランジスタ100は、p型基板102を含んでおり、当該p型基板102内に、高電圧n型ウェル(HVnウェル)104が内部に形成されている。HV nウェル内には、ゲート130によって隔てられたソース領域110及びドレイン領域120が存在する。ソース領域110はゲートに沿って、直交する方向のソース領域110の幅WSより大きい長さLSで延在し得る。同様に、ドレイン領域120はゲートに沿って、直交する方向のドレイン領域120の幅WDより大きい長さLDで延在し得る。これら寸法は、高ドープ領域の境界から測定することができる。] 図2 [0021] [0024]ソース領域110及びドレイン領域120は、交互の列として配置することが可能であり、各列はゲート130によって隔てられている。1つのドレイン領域120のみを示しているが、2つ以上のドレイン領域120によってパターンを繰り返すことが可能である。同様に、2つのソース領域110のみを示しているが、3つ以上のソース領域110によってパターンを繰り返すことが可能である。また、2つのドレイン領域120を、単一のソース領域110の両側に配設することも可能である。動作時には、電流は(矢印で示すように)ドレインからソースへ、ゲートの長さに沿って延びるチャネルを通って流れる。いくつかの実装形態では、ソース領域の長さはドレイン領域の長さに等しい。] [0022] [0025]図3Aは、ソース及びドレイン領域の幅に平行な断面図である。ゲート130はそれぞれ、ゲート酸化膜層132、及び酸化膜層132の上の導電層134、例えばポリシリコン層を含む。いくつかの実装形態では、ゲート酸化膜は、隣接するドレイン120に近いより厚い領域、及び隣接するソース110に近いより薄い領域を含むことができる。各ゲートは、共通の制御電圧に結合することができる。] 図3A [0023] [0026]ソース領域110は、nドープn+領域112、pドープp+領域114、及びpドープpボディ拡散部(pボディ)116を含む。n+領域112とp+領域114の双方は、pボディ116によって囲まれている。n+領域112及びp+領域114は接しており、n+領域の方がドレイン領域120に近い。pボディ116は、p+領域114より低い不純物濃度を有する。pボディ116及びn+領域112(例えば、酸化物の側壁より前に注入された狭いドープ領域)は、ゲート酸化膜132の下に延在しており、、pボディはn+領域より先まで延在している。n+領域112及びp+領域114への電気的接続は、上に設けられた金属層内のコンタクトパッド136(図2参照)によって構成され得る。いくつかの実装形態では、個々のコンタクトパッドがn+領域112とp+領域114の双方に接触する。] 図2 [0024] [0027]ドレイン領域120は、nドープn+領域122、及びより低濃度にドープされたn型ドープドレイン(NDD)124を含む。n+領域122は、NDD124によって囲まれている。NDDは、ゲート酸化膜132の下に延在している。n+領域122への電気的接続は、上に設けられた金属層内のコンタクトパッド138(図2参照)によって構成され得る。] 図2 [0025] [0028]HVnウェル104は、n+領域112、122及びNDD124より低い不純物濃度を有する。] [0026] [0029]図3Bは、p+領域114を通る、ソースの長さに平行な、例えばゲート線に平行な部分断面図である。pボディ116は、ゲート線に平行な方向にp+領域114より先まで延在し得る。同様に、HVnウェル104は、ゲート線に平行な方向にpボディ116より先まで延在し得る。] 図3B [0027] [0030]基板の活性領域の外側の部分は、フィールド酸化膜150で覆うことができる。pボディ116とHVnウェル104は双方ともに、ソース110に近接する領域においてフィールド酸化膜150の下に延在している。フィールド酸化膜150は、HV nウェル104を完全に囲むことができる。図示されていないが、導電性コンタクトをp型基板102に直接接触するように配置して、フィールド酸化膜150を越えた位置に基板電極を設けることができる。] [0028] [0031]図示するように、終端領域140は、HVnウェル104のpボディ116とp型基板102の間に挟まれた部分を含む。これは(ゲート130に接する縁部と異なり)ソース領域110の横方向の縁部にあるので、この領域はチャネルとして働かない。] [0029] [0032]図3Cは、n+領域122を通る、ドレインの長さに平行な、例えばゲート線に平行な部分断面図である。NDD124は、ゲート線に平行な方向にn+領域122より先まで延在し得る。同様に、HVnウェル104は、ゲート線に平行な方向にNDD124より先まで延在し得る。] 図3C [0030] [0033]上述したように、基板の活性領域の外側の部分を、フィールド酸化膜150で覆うことができる。NDD124とHVnウェル104は双方共に、ドレイン120に近接した領域においてフィールド酸化膜150の下に延在し得る。] [0031] [0034]図示するように、終端領域142は、HVnウェル104のNDD124とp型基板102の間に挟まれた部分を含む。これは(ゲート130に隣接する縁部と異なり)ドレイン領域110の横方向の縁部にあるので、この領域はチャネルとして働かない。] [0032] [0035]このデバイスは、ドレイン−ボディ間の(例えば3B−3Bの断面に沿った、例えばpボディから基板のp型ボディへの)外因性破壊電圧が、(例えば3A−3Aの断面に沿ったチャネルを通る)デバイスの真性破壊電圧よりわずかに小さくなるように設計されている。pボディ116とp型基板102の間のHVnウェル104の幅WHVは、種々の不純物領域の濃度と共に、終端領域140における破壊電圧がチャネルにおける破壊電圧より低くなるように選択することができる。或いは、又は、更に、NDD124とp型基板102の間のHV nウェル104の幅WHVは、種々の不純物領域の濃度と共に、終端領域142における破壊電圧がチャネルにおける破壊電圧より低くなるように、したがって(例えば3C−3Cの断面に沿った、例えばNDDから基板のp型ボディへの)外因性破壊電圧が、デバイスの真性破壊電圧よりわずかに低くなるように選択することができる。そうすることにより、破壊が生じるとき、衝突電離によって生成された電子−正孔対が固有チャネル領域から離れたところに存在するようになる。結果として、FETのオン抵抗はもはやアバランシェ破壊によって劣化しなくなる。] [0033] [0036]さらに、図3B及び3Cはそれぞれ、ゲート線に垂直に延びるソース側及びドレイン側の破壊領域140及び142を示しているが、破壊領域は、ゲート134の下に、しかし、なおも真性チャネル内ではないところに存在し得、例えば破壊領域は、HVnウェル104のNDD124と隣のpボディ114との間であるが、ドレイン120のn+領域122と隣のソース110のn+領域114との間ではない部分、或いはHV nウェル104のゲート134の下にあるが、NDD124とpボディ114との間ではない部分に存在し得る。さらに、配列中の最も外側のソース領域又はドレイン領域では、ソース側又はドレイン側に、ゲート線134に平行に延びるが、ゲート及び関連するチャネルから更に遠くに存在する破壊領域を生成することが可能であり得る。] 図3B [0034] [0037]一次推定として、外因性の経路と真性の経路の間の破壊電圧の差(ΔBV)を、破壊事象における最大電流と外因性破壊経路の直列抵抗の積によって決定することができる。破壊電圧の差(ΔBV)は、外因性破壊電圧の10%未満になるように選択することができる。例えばデバイスの破壊電圧が約30ボルトである場合には、注入領域の濃度及び寸法を、外因性破壊電圧が約30ボルト、真性破壊電圧が約32ボルトになるように選択することができる。したがって、デバイス設計のこの新しい方法によって、破壊電圧値におけるΔBVのわずかなコスト(1〜2V)で、大きくシリコン領域を犠牲にすることなくデバイスに対する自己保護が得られる。] [0035] [0038]この真性破壊電圧と外因性破壊電圧の差を得る手法の一実施例を、以下に説明する。真性破壊電圧は、パワーLDMOS設計においてよく知られている手法によって、所望の破壊値に設計することが可能である。一方、この特定のデバイス構造での外因性破壊電圧は、同じ電位の2つのP型領域の間に挟まれた高電圧Nウェルの幅を調節することによって、所望の破壊電圧からΔBVを引いた値に調整することができる。] [0036] [0039]図4は、各ゲート領域130が異なる電位にバイアスすることができる2つの電気的に分離されたゲート130a、130bを含む他の実装形態を示している。各ゲート130a、130bは、ゲート酸化膜層132、及び酸化膜層132の上の導電層134、例えばポリシリコン層を含む。ゲート130a、130bは平行に延在し得る。ソース110により近いゲート130aは、pボディ116のn+領域112を越えて突出する部分の上に設けられており、したがって、pボディ116を通るチャネルの形成を制御することができる。ドレインにより近いゲート130bは、NDD124のn+領域122を越えた部分の上、及び(HVNウェル104以外は未ドープとすることができる)チャネルの残りの部分の上に設けられており、したがって、真性破壊の領域における電位を制御することができる。したがって、ゲート130a、130bに対する電圧を選択することによって、破壊電圧値と破壊位置の双方を選択することが可能になる。] 図4 [0037] [0040]本発明のいくつかの実施形態について説明してきた。それでも、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な変更を加えることが可能であることが理解されるであろう。例えば、P型ボディ及びP型基板について説明しているが、P型基板を他の利用可能なP型注入に置き換えることが可能である。したがって、他の実施形態も以下の特許請求の範囲の範囲内である。]
权利要求:
請求項1 p型ボディを有するp型基板と、前記基板内に形成されたnウェルと、前記nウェル内に形成されたソースであって、pドープpボディ、前記pボディ内のpドープp+領域、及び、前記pボディ内の第1のnドープn+領域、を含む、該ソースと、前記nウェル内に形成され、前記ソースから間隔を置いて配置され、第2のnドープn+領域を含むドレインと、前記ドレインから前記ソースへの電流のためのチャネル領域であって、真性破壊電圧を有する、該チャネル領域と、前記ソースと前記ドレインの間の前記チャネル領域におけるチャネルの形成を制御するゲートと、前記チャネル領域の外側の、前記pボディと前記基板の前記p型ボディとの間の高電圧nウェル内の破壊領域であって、前記真性破壊電圧より低い外因性破壊電圧を有する破壊領域と、を備えるトランジスタ。 請求項2 前記基板上に、前記nウェルを囲み、前記nウェルの一部の上に延在するフィールド酸化膜を更に備える請求項1に記載のトランジスタ。 請求項3 前記フィールド酸化膜が、前記pボディの一部の上に延在する請求項2に記載のトランジスタ。 請求項4 前記真性破壊電圧が、前記外因性破壊電圧より約10%以下の大きさだけ大きい請求項1に記載のトランジスタ。 請求項5 前記真性破壊電圧が、前記外因性破壊電圧より約1〜2ボルト大きい請求項1に記載のトランジスタ。 請求項6 前記ドレインが、前記第2のnドープn+領域を囲み、前記第2のnドープn+領域より低濃度にドープされたnドープ領域を含む請求項1に記載のトランジスタ。 請求項7 前記第1のnドープn+領域が、前記p+領域に接する請求項1に記載のトランジスタ。 請求項8 前記チャネルが第1の方向に沿って延在しており、前記破壊領域が、前記第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延在している請求項1に記載のトランジスタ。 請求項9 前記ドレインが、各々が前記第2のnドープn+領域を含む複数のドレイン領域を有する分散したドレインであり、前記ゲートが、前記ソースと前記ドレイン領域の間の複数の空乏領域を制御するために複数のゲート線を含む、請求項1に記載のトランジスタ。 請求項10 前記ソースが、各々が前記pボディ、前記p+領域及び前記第2のnドープn+領域を含む複数のソース領域を有する分散したソースであり、前記ゲートが、前記ソース領域と前記ドレインの間の複数の空乏領域を制御するために、複数のゲート線を含む、請求項1に記載のトランジスタ。 請求項11 p型ボディを有するp型基板と、前記基板内に形成されたnウェルと、前記nウェル内に形成されたソースであって、pドープpボディ、前記pボディ内のpドープp+領域、及び前記pボディ内の第1のnドープn+領域を含む、該ソースと、前記nウェル内に形成され、前記ソースから間隔を置いて配置され、第2のnドープn+領域を含むドレインと、前記ドレインから前記ソースへの電流のためのチャネル領域であって、真性破壊電圧を有する、該チャネル領域と、前記ソースと前記ドレインの間の前記チャネル領域におけるチャネルの形成を制御するゲートと、前記チャネル領域の外側の、前記第2のnドープn+領域と前記基板の前記p型ボディとの間の高電圧nウェル内の破壊領域であって、前記真性破壊電圧より低い外因性破壊電圧を有する破壊領域と、を備えるトランジスタ。 請求項12 前記真性破壊電圧が、前記外因性破壊電圧より約10%以下の大きさだけ大きい請求項11に記載のトランジスタ。 請求項13 前記真性破壊電圧が、前記外因性破壊電圧より約1〜2ボルト大きい請求項11に記載のトランジスタ。 請求項14 前記基板上に、前記nウェルを囲み、前記nウェルの一部の上に延在するフィールド酸化膜を更に備える請求項11に記載のトランジスタ。 請求項15 前記ドレインが、前記第2のnドープn+領域を囲み、前記第2のnドープn+領域より低濃度にドープされたnドープ領域を含む請求項14に記載のトランジスタ。 請求項16 前記フィールド酸化膜が、前記nドープ領域の一部の上に延在する請求項15に記載のトランジスタ。 請求項17 前記第1のnドープn+領域が、前記p+領域に接する請求項11に記載のトランジスタ。 請求項18 前記チャネルが第1の方向に沿って延在しており、前記破壊領域が、前記第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延在している、請求項11に記載のトランジスタ。 請求項19 前記ドレインが、各々が前記第2のnドープn+領域を含む複数のドレイン領域を有する分散したドレインであり、前記ゲートが、前記ソースと前記ドレイン領域の間の複数の空乏領域を制御するために、複数のゲート線を含む、請求項11に記載のトランジスタ。 請求項20 前記ソースが、各々が前記pボディ、前記p+領域及び前記第2のnドープされたn+領域を含む複数のソース領域を有する分散したソースであり、前記ゲートが、前記ソース領域と前記ドレインの間の複数の空乏領域を制御するために、複数のゲート線を含む、請求項11に記載のトランジスタ。 請求項21 基板と、前記基板内に形成されたウェルと、前記ウェル内に注入された第1の不純物領域を含むドレインと、前記ウェル内に注入され、前記第1の不純物領域から間隔を置いて配置された第2の不純物領域を含むソースと、前記ドレインから前記ソースへの電流のためのチャネルであって、真性破壊電圧を有する、該チャネルと、前記ソースと前記ドレインの間の空乏領域を制御するゲートと、を備え、前記ウェル、ドレイン、及びソースが、前記真性破壊電圧より低い外因性破壊電圧を与え、破壊が前記チャネルの外側の前記ドレイン又は前記ソースに隣接して位置する前記ウェル内の破壊領域で生じるように構成されている、トランジスタ。 請求項22 前記ドレインが、各々が前記第1の不純物領域を含む複数のドレイン領域を有する分散したドレインであり、前記ソースが、各々が前記第2の不純物領域を含む複数のソース領域を有する分散したソースであり、前記ゲートが、前記ソース領域と前記ドレイン領域の間の複数の空乏領域を制御するために、複数のゲート線を含む、請求項21に記載のトランジスタ。 請求項23 前記複数のドレイン及び前記複数のソースが、交互の列として配置されている、請求項22に記載のトランジスタ。 請求項24 前記列が第1の方向に沿って延び、高電圧ウェル内の前記領域が、第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延在する、請求項23に記載のトランジスタ。 請求項25 前記ウェル内の前記破壊領域が、前記列の端部に存在する請求項23に記載のトランジスタ。 請求項26 前記ドレインが、各々が前記第1の不純物領域を含む複数のドレイン領域を有する分散したドレインであり、前記ゲートが、前記ソースと前記ドレイン領域の間の複数の空乏領域を制御するために、複数のゲート線を含む、請求項21に記載のトランジスタ。 請求項27 前記ソースが、各々が前記第2の不純物領域を含む複数のソース領域を有する分散したソースであり、前記ゲートが、前記ソース領域と前記ドレインの間の複数の空乏領域を制御するために、複数のゲート線を含む、請求項21に記載のトランジスタ。 請求項28 前記基板がp型基板であり、前記ウェルがn型ウェルである請求項21に記載のトランジスタ。 請求項29 前記第1の不純物領域がnドープn+領域n+であり、前記第2の不純物領域がnドープn+領域n+である請求項28に記載のトランジスタ。 請求項30 前記ソースがpドープp+領域を含む請求項29に記載のトランジスタ。 請求項31 前記ソースが、pドープpボディ、前記第1の不純物領域、及び前記pボディ内に形成された前記pドープp+領域を含む請求項30に記載のトランジスタ。 請求項32 高電圧ウェル内の前記領域が、前記pボディに隣接して設けられている、請求項31に記載のトランジスタ。 請求項33 前記ドレインが、前記第2のnドープn+領域を囲み、前記第2のnドープn+領域より低濃度にドープされたnドープ領域を含む請求項31に記載のトランジスタ。 請求項34 前記基板上に、前記nウェルを囲み、前記pボディの一部の上に延在するフィールド酸化膜を更に備える請求項31に記載のトランジスタ。 請求項35 前記基板上に、前記高電圧ウェルを囲み、前記高電圧ウェルの一部の上に延在するフィールド酸化膜を更に備える請求項21に記載のトランジスタ。 請求項36 前記真性破壊電圧が、前記外因性破壊電圧より約10%以下の大きさだけ大きい請求項21に記載のトランジスタ。 請求項37 前記真性破壊電圧が、前記外因性破壊電圧より約1〜2ボルト大きい請求項21に記載のトランジスタ。 請求項38 前記ゲートが、第1の導電性領域、及び前記第1の導電性領域から電気的に分離され、独立にバイアスされる第2の導電性領域を含み、前記第1の導電性領域が前記ソース内のpボディの上でのチャネルの形成を制御し、前記第2の導電性領域が真性破壊の前記領域における電位を制御する請求項21に記載のトランジスタ。 請求項39 トランジスタを製造する方法であって、前記トランジスタのソース及びドレインにおける不純物領域の寸法及び濃度を選択する工程と、前記ソース及びドレインが内部に形成されるnウェルのnウェル濃度を選択する工程と、前記ソースの不純物領域と前記ドレインの不純物領域の間の距離を選択する工程と、前記寸法、濃度、距離及びnウェル濃度から、前記ソースと前記ドレインの間のチャネルの真性破壊電圧を決定する工程と、前記nウェルの前記ソースを越えて延びる部分の幅を、前記nウェルの該部分が前記真性破壊電圧より低い外因性破壊電圧を有するように、選択する工程と、を含む方法。 請求項40 前記基板を、前記不純物領域が前記選択された寸法及び濃度を有するように注入する工程と、前記基板を、前記nウェルが前記選択されたnウェル濃度及び幅を有するように注入する工程と、を更に含む請求項39に記載の方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 US10062755B2|2018-08-28|Nanotube termination structure for power semiconductor devices US9859400B2|2018-01-02|Trench transistors and methods with low-voltage-drop shunt to body diode EP2942816B1|2020-10-28|Semiconductor device US9281416B2|2016-03-08|Trench MOSFET with integrated Schottky barrier diode US8643086B2|2014-02-04|Semiconductor component with high breakthrough tension and low forward resistance US10032900B2|2018-07-24|Vertical DMOS transistor US8247329B2|2012-08-21|Nanotube semiconductor devices US8816476B2|2014-08-26|Through silicon via processing techniques for lateral double-diffused MOSFETS DE69938562T2|2009-05-28|Leistungshalbleiterbauelemente mit verbesserten hochfrequenzschaltung- und durchbruch-eigenschaften US7067876B2|2006-06-27|Semiconductor device US9484451B2|2016-11-01|MOSFET active area and edge termination area charge balance US9087707B2|2015-07-21|Semiconductor arrangement with a power transistor and a high voltage device integrated in a common semiconductor body US7498635B2|2009-03-03|Field effect transistor and application device thereof EP1114466B1|2006-07-26|Hochspannungs-halbleiterbauelement US7173306B2|2007-02-06|Vertical semiconductor component having a drift zone having a field electrode, and method for fabricating such a drift zone US8802509B2|2014-08-12|Configuration of gate to drain | clamp and ESD protection circuit for power device breakdown protection DE19848828C2|2001-09-13|Halbleiterbauelement mit kleiner Durchlaßspannung und hoher Sperrfähigkeit US7420247B2|2008-09-02|Power LDMOS transistor US7981747B2|2011-07-19|Semiconductor device and a method of manufacturing the same TWI509798B|2015-11-21|用於形成具多通道之屏蔽閘極溝槽場效電晶體(fet)的結構及方法 US8193570B2|2012-06-05|Synchronous buck converter using shielded gate field effect transistors JP5271515B2|2013-08-21|半導体装置 US6911692B2|2005-06-28|Semiconductor device US8004040B2|2011-08-23|Semiconductor device and its manufacturing method US7719053B2|2010-05-18|Semiconductor device having increased gate-source capacity provided by protruding electrode disposed between gate electrodes formed in a trench
同族专利:
公开号 | 公开日 WO2009091840A2|2009-07-23| US20140134834A1|2014-05-15| WO2009091840A3|2009-09-24| US20090224333A1|2009-09-10| EP2232560A4|2012-05-02| JP5448100B2|2014-03-19| JP2014057088A|2014-03-27| TW200941726A|2009-10-01| TWI470797B|2015-01-21| CN101933147B|2012-07-04| CN101933147A|2010-12-29| US9224603B2|2015-12-29| EP2232560A2|2010-09-29| US8664728B2|2014-03-04|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-01-11| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120110 | 2013-08-28| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130827 | 2013-08-30| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130829 | 2013-11-06| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131105 | 2013-11-29| TRDD| Decision of grant or rejection written| 2013-12-04| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131203 | 2013-12-26| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131219 | 2014-01-10| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5448100 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 | 2017-01-10| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2018-01-09| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2019-01-08| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2020-01-07| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2021-01-04| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 | 2021-12-24| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|